こんなお悩みはありますか?
- おりものが多い・・・
- かゆみを伴うおりものがある・・・
- 白いおりものが出る・・・
- 悪臭を伴うおりものがある・・・
おりものとは
おりものは膣内や子宮の分泌液や粘膜が混ざっているものです。
膣を雑菌などから守る大切な役目を持っています。
個人差はありますが、透明からほんのり白いものが一般的で、下着などについて乾燥した際はクリーム色に変色します。正常であれば、すこし甘酸っぱい匂いがありますが、悪臭がすることはありません。
異常なおりもの
- 色
- おりものの状態
- 匂い
- 疑われる病気
- 白
- 豆腐かすのようなぽろぽろした状態
- 変化なし
- カンジタ膣炎
- 灰色
- 水っぽい
- 腐った魚のような匂い
- 細菌性膣炎
- 黄緑
異常な黄色 - 泡状になることがある
- 強い悪臭
- トリコモナス膣炎
- 黄緑がかった色
- 濃のような状態
- 悪臭
- 淋菌感染症
- 変化なし
- 変化なし
- 変化なし
- クラミジア感染症
- 茶褐色
ピンク色 - 変化なし
- 状態により臭う
- 子宮がんなど
カンジタ膣炎
カンジタという真菌(カビ)が膣内で異常に繁殖して炎症を起こしている状態です。
カンジタは常在菌なので普段から膣内にいます。通常、影響は出ませんが、免疫力が落ちた時や、抗生物質を服用した時をきっかけに発症することが多いです。
よくある性感染症とは異なり、性交渉がなくても発症します。
おりものの異常のほかに、かゆみや性交痛・排尿痛を伴うことが多いです。
細菌性膣炎
膣内が細菌によって炎症を起こしている状態です。
通常であれば善玉菌が有害な細菌の繁殖を防いでいますが、善玉菌が上手く働かなくなった時に発症します。きっかけは、抗生剤の服用、抵抗力の低下などです。
症状はおりものの増加やかゆみなどがメインですが、再発率が非常に高いので医療機関でしっかり治療を行いましょう。
トリコモナス膣炎
トリコモナス原虫という微生物が膣内で炎症を起こしている状態です。
性交渉からの感染が多いですが、銭湯などでも感染の可能性はあり、潜伏期間が1か月ほどあります。そのうえ、感染しても、炎症を引き起こさない人もいるため、気が付かずに感染している場合があります。
おりものの変化以外の症状がなく、悪質な性病ではないですが、必ず治療を行いましょう。
淋菌感染症
淋菌に感染することによる症状です。
性交渉によって感染します。男性に比べて女性は症状が出にくく発覚が遅れやすいです。
症状が進行すると原因不明の下腹痛や発熱を引き起こすことがあり、子宮内膜炎や卵管炎のきっかけになることもあるため大変危険です。
おりものに少しでも変化があれば、医療機関での検査をお勧めします。
クラミジア感染症
細菌のクラミジアに感染することによる症状です。
性交渉によって感染します。現在、性感染症で最も患者数が多く女性の場合は自覚症状が少なく気づきにくいため、本人が感染に気付かないまま、炎症が子宮の奥に進むことが多いです。
適切な治療を受けないと不妊や子宮外妊娠の原因になったり、分娩時に産道を通る赤ちゃんに感染する場合もあるので、定期的な検査を行い、進行を防ぎましょう。
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