婦人科がんとは｜京都市で女性の病気のお悩みは細田レディースクリニックへ

こんなお悩みはありますか？

不正出血があった・・・
頻繁にトイレに行きたくなる・・・
腹部にハリを感じる・・・
消化不良や胃のむかつきを感じる・・・

婦人科がんとは・・女性器に起きるがんのことを指します。
子宮頚がん・子宮体がん・卵巣がんの3種類がほとんどを占めます。
一つずつ、詳しく見ていきましょう。

自覚症状
病名

生理でない期間に出血がある
生理が以前より重く、長くなる
おりものの増加、異臭
性交中に出血や痛みがある

子宮頚がん

生理でない期間に出血がある
おりものの増加、異臭
足のむくみや痛み
排尿障害・排便障害

子宮体がん

腹部の膨張感がある
下腹部や骨盤の痛み
食欲はあるが、すぐに満腹になる
頻尿になった

卵巣がん

子宮頸がん

腟の一番奥は子宮の入り口（子宮頸部）があります。
この部分に出来るがんを子宮頸がんといいます。子宮がんの60〜70％を占めます。
子宮頸がんは、他のがんと少し違いヒトパピローマウィルスが病気の原因であることがわかっています。発症の有無にかかわらずウイルスはほとんどの方が性交渉を介して感染しているといわれています。つまり性交渉の経験があればだれでも発症の可能性があります。
がんは40代以降が発症の確立が上がっていくものですが、子宮頸がんに関してはピークが20代から30代にかけての若年層にあり、発症した方のほとんどが「まさか自分が・・」と思っています。

子宮頸がん

症状: 子宮頸がんの場合、初期症状がほとんどないことが特徴的です。
しかし、まったく無症状ではなく、性交時の出血やおりものの異変などを感じる方もいます。ただこのような症状は婦人科疾患では非常に一般的なもので、この段階で子宮頸がんを自覚する方はほとんどいません。
少し症状が進んで不正出血・性交時の痛み・おりものの変化がひどくなった段階で、「なにかおかしいかな？」と産婦人科に来られる方が非常に多いです。
がん細胞が転移するほどまで大きくなった場合は、排尿障害・排便障害・満腹感などほかの症状も出てきます。この段階まで進むとしっかりと治療を行っても、転移の可能性なども高くなってくるので何よりも早期の発見を心がけましょう。

子宮体がん

子宮の腟より奥の部分を子宮体部といいます。この部分にできるがんを子宮体がんといいます。発症のピークは50代から60代にかけです。
女性ホルモンのエストロゲンが発症の原因になるといわれており、エストロゲンが多く分泌される「妊娠・出産」の経験がない方が発症しやすいです。
また動物性脂肪を多くとる人ほど発症しやすいといわれています。
日本では、近年の食生活の欧米化によって年々増加傾向にある疾患です。

症状: 初期の症状としては不正出血がメインになります。
子宮頸がんと比べると、早い段階で不正出血が起こることが多いのが特徴です。
発覚はしやすいですが、他の疾患でも不正出血が起きるものが多いので、本人が子宮体がんを自覚できない場合も多いので必ず病院で検査するようにしましょう。
他の症状として、おりものの色や量の変化が多く、茶褐色や赤みの入ったおりものが出やすいです。また症状が進行している場合は性交痛・下腹部や腰の痛み・排尿痛などが起こってきます。早期発見後の治療であれば再発も少なく、完治しやすいので、「おかしい」と思った段階で診察を受けるようにしょう。

卵巣がん

卵巣は赤ちゃんのもとになる、卵子が蓄えられている臓器です。
細胞分裂を繰り返しているので腫瘍が出来やすい臓器ですが、病気になった際に自覚症状が出にくく、別名「沈黙の臓器」と呼ばれています。
発症のピークは40代から50代半ばです。原因はまだはっきりとわかっていません。
遺伝的なリスクが大きいようですが、他にも初潮が早かった人・妊娠や出産を経験していない人・喫煙者・肥満などの人は発症しやすい傾向にあります。

症状: 沈黙の臓器と呼ばれるだけあって、初期の自覚症状はほとんどありません。
卵巣がんの症状で発覚に役立つものに腹水というものがあります。
腹水とは様々な臓器を包んでいる腹腔と言われる部分に、血液やリンパ液などの水分がたまることです。おなかが大きくなることや、頻尿になったり、食欲はあるがすぐに満腹になる、などの症状が現れます。
進行すると便秘・腹部の膨張感・月経不順・不正出血・貧血などが現れますが、このような症状は、様々な疾病で起こるので卵巣が原因と特定できることは稀です。